【デザデザの決定後】
ウッドベル「紫色の霧が薄くなっていく……つまり、再び時が動き出すということか」
桜「時が再び動き出すと、別の世界線の記憶はほんのり残るか残らないくらいになる。だからこそ俺たちは、デザデザを食べて正しい道に進まなければならない」
龍聖「……」
桜「この状況で死のうとか考えるなよ! 中国で龍聖の辛かった気持ち全部受け止めてやるから」
龍聖「ちっ、そんなこと言われて死ねるもんか……全部と言ったな……ドン引きする位重いと思うけど覚悟しろよな」
桜「お前のために何年キャッチャーやってたと思うんだ」
ヘンテーコ「青春っていいのう。とりあえず、全員デザデザを持つんじゃ」
美波「あぁー、食欲なんて最近なかったから久しぶりにちゃんと食べるかも……私に未来はあるのかしら」
龍聖「僕らネガティブ思考の同士としてはどうしても嫌なことばかり考えちゃうよね。でもさ、そんな僕でも前を向こうと思ったから、ちょっぴりでいいから希望持ってみよう」
美波「アイドルの龍聖に言われたら……少しだけ頑張ってみようかな」
ミーナ「みんなでおいしいデザデザが食べれる嬉しミーナ☆彡」
涼音「こんな状況だけど、ママもみんなで食べるデザデザなんだか嬉しいな」
ミーナ「じゃあ、みんな! 食べるときの挨拶言うよー、せーの」
全員(35人)「いただきます!!!!」
小さな思いを乗せて最後の晩餐になるかも知れないデザデザを食べた。
食べ終わる頃には、紫色の霧も晴れて再び時は動きだした。
今までの記憶はほんの少ししか残っていない。そんな中で7人は正しい道を歩めたのだろうか。